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ホーム瑠璃の石話・ヒマラヤの石達

● ヒマラヤの石達 ●

 

 ヒマラヤ山脈で採掘された水晶の総称で、産地によりまたいくつもの種類に分けられます。

インド産やパキスタン産のものなども「ヒマラヤ水晶」として流通していますが、ShopLapisで扱っているヒマラヤ水晶はネパール、ガネーシュ・ヒマール産、ガウリシャンカール産、カンチェンジュンガ産のものとなります。
標高5000m~という山岳地帯で採掘される石達は、どれもアルパイン水晶ならではの特徴を持ち、また産地によって様々な魅力を見せてくれます。
そしてどの石も「神々の降り立つ地」ならではの神々しく豊かな光を感じさせる「特別の」水晶たちです。

 

〇ガネーシュ・ヒマール産ヒマラヤ水晶

最もお馴染みのヒマラヤ水晶。

透明度・光輝の見事なPIKAタイプ、白銀のルチルを内包するシルバールチル水晶、深い緑色の緑泥石を内包するガーデン水晶、そしてごくごくまれに見られるアメシスト。

形状も様々で、コロンとした丸みのある水晶、細長いレーザータイプのシンギング水晶(シンギング水晶同士を合わせるとキィンキィンと美しい音がすることから「歌う水晶」と現地の方が命名)、原石には当然のことですが、ことヒマラヤ水晶に関しては、その多種多様性も大きな魅力です。

高地で産する石ならではの硬質感と光輝の高さ、地球の歴史を物語るような智慧深い静寂を纏う賢者たちです。

 


〇ガウリシャンカール産ヒマラヤスモーキー水晶

ガウリシャンカール産のスモーキー水晶は、更に過酷な採掘地かつ人々の手作業・手降ろしによる採掘であることから、数も大変少なく稀少性の高いものとなっています。

ほぼ全てがスモーキー水晶となりますが、スモーキーカラーのバリエーションは様々です。
大きな結晶は少なく、総じてコロンとした形状の小さめの水晶になります。

摩耗したエッジを持つ石も多く、それがまたこの石が経た気の遠くなるような長きに渡る歴史を感じさせてくれます。

スモーキー水晶特有の安定感、地に根を深く下ろしたようなどっしりとした存在感と、使う人を丸ごと包み込むような温かく豊かなキャパシティを持つ光を感じさせるサポーターです。

 

 

〇カンチェンジュンガ産アクアマリン

アクアマリンの産地はブラジルを始め世界各地に多数存在していますが、このヒマラヤのアクアマリン、世界第三位の高峰・カンチェンジュンガ山で採掘されるものは、独特の特徴を持つアクアマリンです。
色味は淡いものから濃いものまで様々で、形状もその多くはこの産地特有のの生成過程を思わせる独特なものが見られます。
多くは白い大理石を母岩として銀色の雲母を伴っています。
細かく無数に刻まれた条線や、稀にトップが白銀になりバイカラー的な結晶(シルバーキャップ)も見られます。

ひとつひとつの結晶が実に個性的かつ、貴石に属するベリルの女王・エメラルドにも匹敵する、あるいはそれ以上のキャパシティを有しており、ヒマラヤの聖者が集うというカンチェンジュンガ山が育んだ随一の宝石であると実感させてくれます。